江口 征一

「この土の色をきれいだなと思うこと」


静岡で生まれ、京都で学び、ヨーロッパを旅した男は、九州に来た。

“壁”をつくるために。

江口征一さんは、2003年大分・日田の原田進氏に弟子入り、10年後、LODO WORKSの看板で独立。屋号のLODOはスペイン語で泥を意味する。「できるだけその土地の土を使って壁を塗りたい」いずれ朽ちたときにもゴミにならない自然素材を使う。土や漆喰の他にも砂鉄、炭などを混ぜ合わせて壁の表情をつくる。時には天井も床も。

クロスが貼られた壁は剥がれる運命にあるが、土の壁は経年を楽しむことができる。呼吸をして生きているからだ。

江口 征一

LODO WORKS